結婚が決まったら、まず話題に上がる“結婚式どうする問題”
やりたい派。やりたくない派。
どちらにも、それぞれの想いや事情があって、もちろんどれが正解かなんてありません。
でもだからこそ、迷いますよね。
この記事では、「結婚式をする/しない」それぞれのメリット・デメリットを整理しながら、
最終的に大切な “ふたりの価値観” に気づくためのヒントをお届けします。
筆者自身が選んだ “私たちらしい選択” もご紹介するので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

結婚式を「する」メリット
❁ 一生の思い出が形に残る
プロによる写真や映像、美しいドレス、心のこもった演出──
何年経っても思い出せる“特別な1日”として残せるのは大きな魅力です。
❁ 親や家族への感謝を伝えられる
育ててくれた家族に、晴れ姿を見せて「ありがとう」を伝える貴重な機会。
言葉にするのは照れくさい気持ちも、式の場が後押ししてくれます。
❁ 友人や周囲との絆が深まる
これまでの繋がりやご縁を再確認する機会に。
「来てくれてありがとう」が、「これからもよろしくね」に変わります。
❁ パートナーの新たな一面を知れる
準備を通して、意外な好みや価値観に気づくことも。
一緒に一つのものを作り上げる体験が、ふたりの距離をグッと縮めてくれます。
結婚式を「する」デメリット
✖ 費用がかかる
挙式・披露宴を行うには費用がかかる。
ご祝儀をいただくとはいえ、貯金や準備は必要になります。
✖ 準備が大変
式場選び、ドレス試着、招待状、席次、余興…決めることがとにかく多い!
忙しいふたりにとっては、負担になることも。
✖ 人間関係のストレス
招待客のバランス、親族間の温度差、スピーチの依頼など、見えない気遣いが意外と多いのが現実。
✖ やりたいことが制限されることも
式場の制約や時間の都合で、「理想通りにできない」ということも。
結婚式を「しない」メリット
❁ お金と時間を別のことに使える
結婚式をしない分、新生活や家具、ハネムーン、貯金に回すことができる。
❁ 自由度が高い
形式に縛られず、ふたりだけの記念日や旅行など“自分たちらしさ”を大切にできます。
❁ 精神的に気楽
人前に出るのが苦手だったり、「目立ちたくない派」にとっては安心。
❁ フォトウエディングや報告婚も選べる
近年ではフォトウエディングや親族など少人数で集まってお祝いする食事会も人気です。
結婚式を「しない」デメリット
✖ 思い出として残りにくい
「やっぱりやっておけばよかったかも…」と後悔の声も少なくない。
✖ 家族・親族からの寂しさの声
とくに親世代にとっては、“式=けじめ”という価値観も根強いもの。
感謝を伝える場がないことを残念に感じる方もいます。
✖ 友人に報告しづらいことも
節目のイベントがないと、「入籍したことをどう伝えたらいい?」と悩むケースも。

筆者が選んだ”私たちらしい選択”
実は私たちも、結婚が決まったときに「式をやるかどうか」でとても悩みました。
もともとは結婚式はしない予定で、フォトウエディングだけにするつもりでした。
女性として結婚式に憧れる気持ちもありましたが、お金がかかることと、人前に立つことが苦手ということもあり、正直ちょっと気が引けてしまって…。
だけど、パートナーのご両親が「式を挙げてほしい」と望んでくださっているのを知り、改めてふたりで考えることに。
自分の中でも「やっぱり一度きりの節目だし、けじめとして残したい」という気持ちがあることに気づくことができました。
最終的には、ごく身近な人たちだけを招いて、少人数でアットホームな結婚式をすることに。
その日は、家族や親戚、親しい友人とゆっくり会話することができて、今までで一番穏やかで幸せな時間を過ごすことができました。
やってみて思ったのは、「盛大じゃなくても、心に残る式はできる」ということ。
フォトウエディングでは叶わなかった、「みんなに感謝を伝える時間」をちゃんと持てたことが嬉しかったです。
まとめ|正解は「ふたりの中にある」
結婚式をするか、しないか。
どちらを選ぶのが正解かなんて決まりはありません。
大切なのは、「なぜそうしたいのか」をふたりでちゃんと話し合って、納得して決めること。
それが夫婦としての大事な一歩になります。
派手な式ではなくてもいい。写真だけでもいい。小さなレストランでの食事会でもいい。
ふたりらしい形を選ぶことが大事だと私は思います。